「あれ?背中が痛くなくなってる!?」発達障害の子を二人抱え、体の右側に痛みがあるお母さんのインナーチャイルドは?

工藤聖子(さとこ)です。

 

今日は、
先日初めて健康相談会を行った、
Kさんのお話をしたいと思います。

 

 

このKさん、
私との1時間の相談会が終わった後、
椅子から立ち上がると、

「あれ!!??

背中、痛くない!!

あれ!!??

腰も楽になってる!!

朝からめちゃくちゃ痛くて、

今日ここに来たのに、

痛くなくなってるーー!!

すごい!!

どういうことー!!!」

と大興奮で、
とても喜んでくださいました。

 

このKさんのケースは、

・いかに自分では、
本当の感情に気づいてないか?

・感情を抑圧すると、
体がどう症状を出すのか?

・どうすれば体が楽になるのか?

・どういう価値観を抱え、
どういうインチャがいて、
体の症状になっているか?

がよーくわかるので、
お伝えしますね。

 

 

Kさん、女性・50代。

初めての相談会です。

 

事前に書いてもらう質問票というのがあるのですが、
それにはほとんど記載がなく、

 

【主訴】
・母親の介護

・子どもたちの将来が不安

とだけ書いてあり、
タイムライン(これまでの人生の経過)も、
何も書かれていません。

ただ、
幼少期は父と母のケンカの仲裁役を、
やってきたと書いてありました。

まあ、ほとんど情報がない状況で、
相談会が始まったわけです。

 

相談会が始まって、
最初にKさんが訴えたのは、
体の痛みです。

右側の背中がいつも、
すごく張っていて、
首も痛い。

耳鳴りもあって、
「そのうち頭痛になる」
とも言われたそうです。

そして、その痛みは、
20才の時に、
右足首を捻挫したところから、
始まっていて、

そこから体の歪みを生んで、
体の右側全体の痛みにつながっていると、
最近、整体の先生に教えてもらいました。

 

とにかく体の右側が痛いのです。

 

体の痛みの訴えで始まった相談会は、
少しずつ話を進めていくと、
こんなことがわかりました。

Kさんはね、
1回目の結婚では子供ができず、
相手の両親にも色々言われ離婚。

2回目の結婚をしたんだけど、
今度は卵巣嚢腫になり、

右の卵巣を切除、
左の卵巣もほぼ切除し、
少しだけ残してもらったそうです。

右側の卵巣がひどかったんですね。

 

Kさんは1回目の結婚でも、
子供ができなかったし、
卵巣を取っているから、
妊娠しにくい体なのに、
なんと、その翌年に妊娠!

しかも、さらにその翌年も妊娠して、
年子の男の子の兄弟を、
授かりました。

 

しかし。。。

 

上の子が2才の時に、
発達障害とわかり、

なんと下の子も、
発達障害であることがわかったのです。

しかも二人とも、
重度の発達障害です。

 

兄弟で二人とも重度の発達障害って、
とても珍しくて、

お母さんであるKさんのご苦労は、
どれほどのものか計り知れません。

 

Kさんも、
「なんでこんなに次々と、
大変なことが起こるんだろう。」
と絶望したそうです。

 

その話を聞いて、私が、

「それは本当に大変ですね。。。
そんな状況だったら、
死のうと思ったことも、
あったんじゃないですか?」
とたずねると、

Kさんは、
涙をポロポロ流しながら、
こんな話をしてくれました。

 

「もうどうしていいかわからない。

誰にも苦労を理解されず、
周りのママたちとも話も合わない。

子どもたちの将来も希望が持てない。

もう子供二人と、
心中しようと思って、
色々死ぬ方法を調べたことがあります。

どうやったら、
苦しまないで、
二人を逝かせてあげられるだろうかと。

でも想像したら、
子供たちがかわいそうで。

そんな時、母が私の考えに気づいてくれて、
なんとか思いとどまりました。」

 

それほどまで、
Kさんは追い詰められていたのです。

本当に大変だったと思うし、

よく思い留まり、
これまで頑張って生きてこられた。

本当に偉いなあと思います。

 

今は中学生となった二人は、
家に子供だけで置いておくのさえ危険で、
常に見てあげなくてはいけません。

朝早く起きてしまう子供に合わせ、
Kさんも毎朝4時に起きます。

生活を聞くと、
本当に本当に大変・・・

 

ついついイライラして、
怒鳴ったりしてしまうこともあり、

「うちの子どもに、
生まれて来なければよかったのに。

今度生まれてくる時は、
もっと良い家庭を選んだらいいよ。」
と思うとおっしゃいました。

 

 

そんなKさんは、幼少期、
お父さんが家にお金を入れず、
お父さんのせいで転校ばかり。

そして、Kさんはいつも、
お父さんとお母さんの、
ケンカの仲裁をしていました。

「お母さんを守らなきゃ!」
と思うんだけど、
子どもだからどうにもすることができず、
無力感も感じていたそうです。

でも、家の外では、
いいファミリーに見られるように、
必死に取り繕っていたと言います。

 

Kさんは、
不甲斐ないお父さんが段々と嫌いになり、

Kさんが大人になって、
お父さんが亡くなった時も、

死に顔さえ見ずに、
お葬式も面倒だな、
くらいにしか思いませんでした。

お父さんのことは、
もう自分の父とは思っていないとのこと。

お父さんの遺体も、
「気持ち悪い」くらいにしか、
思わなかったと言います。

そして今は、
そんなお父さんと、
さっさと離婚しなかったお母さんに、
怒りが湧くと言うのです。

 

そんなKさんに、
私はこうお話ししました。

 

「体の右側はね、
お父さんと関係しているんですよ。

そして、足首はね、
体の土台であるから、

家庭の土台であるお父さんと問題がある人は、
捻挫をしやすいんですよ。

 

背中の痛みも、
足首の捻挫も、
全てお父さんと関係しているのです。

 

今、Kさんはね、
お父さんなんて、
もう自分の父親とも思ってないんですよね??

他人くらいに思っている。

 

だけどね、
本当は、心の底では、
お父さんに愛されたかったと思って、
泣いているんだよ。

だって子どもは、
親に愛されないと、
生きていけないから。

誰もが親に愛されたいと、
思っているんですよ。

その気持ちにフタをして、
お父さんなんて嫌い!いらない!
とやっても、

「愛して欲しい」という気持ちは、
無くなったわけじゃなくて、
体に落ちているんだよ。

だから、体の右側が、
痛くて痛くてしょうがないんですよ。」

 

Kさんは、
とっても驚きながら、
でも同時に、
とても素直に私の言葉を、
聞き入れてくれました。

「はあーーー。
そうなんですかあーーー。

私、お父さんのこと、
どうでもいいと思ってるのに。

お父さんに愛してほしいと、
思ってるんだ。。。」

 

小さなインチャのKちゃんは、
お父さんとお母さんの間に入って、
一生懸命だったんですよ。

お母さんを守ろうと、
必死だったんですよ。

でも何もしてあげられず、
無力感に苛まれ、

いつしか、
お父さんを嫌い、
お父さんなんてどうでもいい!とすることで、
なんとか心の安定を図ってきたのです。

そうしないと、
生きてこれなかったからです。

 

「お父さんに愛されたい」という、
人間なら誰もが持つ気持ちに、
フタをすることで、
ようやく生きてこられた。

 

でも、「お父さんに愛されたい」
というその気持ちは、
未解決のまま体に残り、
インナーチャイルドとなっているんですね。

それが体の右側の痛みです。

卵巣嚢腫がひどかったのも、
右の卵巣です。

 

 

 

そして、そのインチャによって、

『親は子供を守るべきである』
『親は子供の面倒をしっかり見なくてはいけない』

という価値観が出来上がりました。

お父さんに守ってもらえなかったからね。
面倒も見てもらえなかったからね。
かえって、親の面倒をみてあげたくらいだからね。

 

でも、その価値観を持っているからこそ、
発達障害の子ども二人の面倒も必死で見て、
子どもたちの将来をとても案じているのです。

 

Kさんにとって大切なことは、
お父さんに愛されなかったインチャ、

親のケンカの仲裁に入っていたインチャ、

何もできず、
無力感でいっぱいだったインチャを癒すこと。

そして、
『親は子どもの面倒をみるべきだ』
という価値観を手放すこと。

 

インチャを癒し、
価値観を手放すことで、

「お子さんの面倒をみなくては!」
という緊張感も緩まり、

「子どもの将来が心配」
という不安も和らぐと思います。

子どもに対する信頼感や、
人生に対する安心感ができると、

必死に頑張るのではなく、

もっと余裕を持って、
自分と子どもたちの人生を信頼して、
心も楽に、
生きられるようになります。

安心して、
委ねることができる。

 

 

 

そしてね、
私はKさんに、
こう伝えました。

「卵巣をとって、
妊娠しづらい体なのに、

この子たちは、
なんだか無理やり、
Kさんの体に入り込んでね。

どうしてもKさんの子どもとして、
生まれたかったみたいですよ。

Kさんにしか、
この子たちは育てられなかったと思います。

二人を殺さないで、
本当に偉かったですね。

他の家庭じゃダメだったんですよ。

どうしても二人ともKさんの、
子どもに生まれてきたかったんです。

お母さんであるKさんを愛しているし、
幸せになってほしいと思っているんですよ。

 

 

そしてね、
厳しい人生を選んで生まれてくるのは、
Kさんの魂がとても勇気があるからなんです。

Kさんの魂が、
自分の霊性をあげたくて、
「厳しい人生でもやります!」
「辛くても乗り越えます!」
と言ったんですよ。

親に愛されなくても、
子ども二人が障害を抱えていても、
どんなに辛い人生でも、

『私が私を愛する』
という人間の究極の目的を果たすために、
この人生を選んできた、
ものすごい魂なんですよ。」と。

 

本当にね。

大変な人生や、
大きな病や障害を抱えて生まれてくる人って、
すごい勇気を持った、
すごく偉い魂なんですよ。

 

1時間の相談会を終え、
椅子から立ち上がったKさん、
すごく驚いて、
こうおっしゃいました。

 

「あれ!!??

背中、痛くない!!

あれ!!??

腰も楽になってる!!

朝からめちゃくちゃ痛くて、

今日ここに来たのに、

痛くなくなってるーー!!

すごい!!

どういうことー!!!」

 

 

そんなにも劇的に、
体に変化が現れたのは、

今までの辛い経験を吐露し、
涙を流せたこと。

これまで見ようとしなかった、
心の奥底の感情に、
意識を向けたこと。

過去の辛い体験やインチャと、
体の痛みが繋がっているとわかったことで、

特にレメディーを取らなくても、
体の痛みがなくなったんですね。

(こういうこと、
相談会では結構あります^^)

 

 

いかがでしたか??

体の症状とインチャの関係、

自分では全く気づいていない感情があり、
それが体に落ちているということ、

お分かりいただけましたか?

体って本当に正直で、
いつも私たちの心の負荷を、
受け取ってくれているんですよ。

インチャ癒し、大事だね。

 

体の症状の原因が知りたい方、

心の苦しみを軽くしたい方、

インチャ癒しの方法を知りたい方、

今週20日(金)
名古屋で行うインチャ癒しのワークショップに、
ぜひご参加くださいね。

今感じるイライラやモヤモヤ、
日頃のストレスに、
どんなインチャが関係していて、
どういう価値観を持っているのか、
みんなで一緒に探っていきます。

そしてインチャを癒す方法を、
具体的にお伝えしますよ。

あと2名くらい入れます^^

 

11月20日(金)名古屋

『子育て、家庭、職場でのイライラをスッキリしたい!
インナーチャイルド癒しのワークショップ』

〈講師〉 工藤聖子

〈ゲスト〉岡島真理さん

【詳細・申し込みはこちら】

 

お待ちしています!!

 

 

最近はね、
本当に人生が大変な方が、
多く相談会にいらしてくださっていて。

そういう大変な人生を自ら選んで、
生まれてくる人っていうのは、
魂のレベルが、
ものすごく高いんですよね。

だから、私もそんなクライアントさんを、
心から尊敬し、

高い霊性を持った方々が、
本来の魂の輝きを取り戻し、
生き生きと生きられるように
できる限りのサポートをしたいと思い、
健康相談会を行なっています。

年内は私の枠は、
残り3枠です!

【一番人気!ホメオパシー健康相談会】

ご参加、お申し込み、
心よりお待ちしています!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

『オメオパティア』
(日本ホメオパシーセンター東京渋谷駅前・千葉船橋本町・名古屋金山)
代表 工藤聖子