工藤聖子(くどうさとこ)です。
少し前のことなんですが、
息子くん、ある選択に迫られました。
状況はこうです。
息子が通う小学校で、
市内の陸上競技大会に出場する選手を決めるための、
朝練が始まりました。
この朝練は、
高学年の子どもたちは全員参加で、
それぞれ好きな種目にエントリーして練習し、
記録の良い子、各種目1人だけが、
陸上大会に出場できることになっています。
ソフトボールのクラブチームに入っている息子くんは、
“ソフトボール投げ”を選択し、練習していました。
すると、数日後、
担任の先生から声がかかりました。
「ねえ、高跳びの選手がいないんだ。
授業で高跳びの記録が良かったから、
高跳びを選択しない?
きっと陸上大会に出られるよ!」
担任の先生は、
息子の記録を覚えていて、
陸上大会に出られるチャンスがあるよ、
と声をかけてくれたのです。
息子は学校から帰ってきて、
すぐにそのことを私に教えてくれました。
「へえー。
そうなんだ。
先生、声かけてくれて良かったね!」
私はそれだけ言って、
実際どうするかは、
息子に任せることにしました。
2日後。
朝、起きてきた息子が、
こう言いました。
「考えたんだけどね。
いくらクラスで記録が良かったからって、
大会に出れば、
オレの記録は大した記録じゃないんだ。
だから、ノコノコ出て行くのはやだな。
それにね、
よく考えたんだけど、
オレ、高跳びがそもそも好きじゃない!
だから、やっぱりやめることにした!
ソフトボール投げにする!」
息子は『自分が本当はどうしたいのか?』
をよく自分に問いかけ、
自分なりの決断に至ったのです。
随分潔く決断したなあと、
我が子ながら感心しました^^
もし、私が子供の時に同じ状況だったら、
「先生がせっかく声かけてくれたし。」
「記録が良いから、出た方がいいかな。」
と色々な人の思いや、条件を天秤にかけて、
自分の気持ちを問いかけることなく、
“高跳び”を選択していたかもしれません。
でも息子は、
『本当は自分がどうしたいのか?』
を自分によく問いかけ、
自分の気持ちを優先したのです。
これね、
ぶっちゃけ、
結構、
みんな、
できていません!
特に、大人!
自分がどうしたいのか?
を問いかけられる人はあまりいないし、
「自分の本当の気持ちがわからない」
という人がとーっても多いのです。
たとえば、
「体にいいから」
「子供のために」を考えて、
ずーっと料理を作り続けてきたお母さんって、
「自分がどんな食べ物が好きだったのか?」が、
わからないってこと、
意外と多いのです。
先日、お子さんのアトピーで、
私の相談会に2年ほど通ってくださっているMさんが、
こんな話を教えてくれました。
「ネットで、
アトピーに良い料理っていうのを見つけたんです。
でも、私、
『これ美味しそうじゃないな。
食べたくないな。』
と思って、作るのやめました。
以前だったら、体に良い料理と思ったら、
頑張って作ってしまっていました。
そして、
子どもたちが美味しくない・・・と食べないことに、
『せっかく作ったのに!』と怒っていたと思います。」
そう!
「美味しくなさそうだな・・・」
という想いで、
無理やり体に良いもの作っても、
やっぱりエネルギーがこもってないので、
子どもたち、きっと食べません・・・
そして、お母さんは、
「せっかく一生懸命作ったのに!
あんたのために作ったのに!
なんで食べないのー!!」とイライラ。
楽しい夕食時間は、
暗ーくなっちゃいますね(涙)
『本当は自分はどうしたいのか?』
これはとっても大事です。
自分の声を無視して、
人の意見や何かの情報に頼って、
一生懸命やったって、
本当にしたくないことをやっていたら、
無理して疲れてしまったり、
うまくいかず周りを責めてしまったり。。。
「ステロイド塗ったほうがいいですか?」
「ホメオパシーをやった方がいいですか?」
「食べ物をどこまで気をつけたらいいですか?」
など日々、たくさんの質問を受けますが、
「それで、あなたはどうしたいんですか?」
それに尽きると思います。
実はね。
こう書いている私も、
『自分は本当はどうしたいのか?』と、
本当の気持ちに気づくことが、
できていませんでした・・・
「こうあるべき!」
「こうなくてはならない!」と大義名分を掲げて、
自分の声を無視して、
がむしゃらに進んでいることに、
つい最近、ようやく、
気がついたのです。
ヒャー!!!
「こうあるべき!」
「こうなくてはならない!」と、
一生懸命やってきたんだけど、
「なーんだ!
私、本当はやりたくなかったんじゃん!」
と気がついたら、
もう可笑しくって、
一人で2日間、笑ってました(笑)
だけどね、それから数日して、
その「こうなくてはならない!」というのも、
私の大きな大きなインナーチャイルドだと、
気がついたのです。
「優秀だった姉に負けたくない!」
「優れていないと愛されない!」
「すごいって言って欲しい!」
という私の大きなインチャが原動力となって、
私を突き動かしていたのです。
いやー。
ビックリしました。
インチャが富士山くらいに大きくて、
全然気がつかなかったのですよ。
「負けたくない」
「優れていなければならない」
というインチャがあるから、
「こうしなくてはならない!」
「こうしなければ優れることはできない!」
と考え、行動するようになり、
そして、いつしか、
『本当は自分はどうしたいのか?』を、
見失ってしまったのですね。
トホホ。
今はね、
「姉より優れていない自分を受け入れる」
「ダメな自分を愛する」
ということに取り組もうと思っているんです。
だけどだけど。
まだまだ、
そこにはたどり着くことはできていません。
「私はダメじゃなーい!!!」
「ダメじゃないんだからー!!」
と叫んでいる小さな“さとちゃん”を、
遠ーくに見つけた感じです。
まだ慰めてあげることもできていません・・・
もうちょっと続けてみます・・・
見守ってくださいませ><
今日は、
『本当は自分はどうしたいの?』
を自分に問いかけることの大切さ。
そして、
『本当は自分はどうしたいの?』を見つめるためには、
インナーチャイルドがあると、
なかなか見えてこないですよ!
というお話でした。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
『オメオパティア』
(日本ホメオパシーセンター東京千駄ヶ谷・千葉船橋本町・名古屋金山)
代表 工藤聖子